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BCAAって何?

BCAA

BCAAとは?

BCAA(Branched Chain Amino Acids)は分岐鎖アミノ酸と呼ばれ、バリン、ロイシン、イソロイシンの3つの総称のことです。

フィットネス業界では定番のサプリメントですね。

ジムでカラフルな色のドリンクを飲んでる方を見たことはありませんか?
あのドリンクにはBCAAが入っているんです。

最近のBCAAはとても美味しく、ドリンクに溶かすパウダータイプや錠剤のカプセルでも売っています。

このBCAAは筋肉量をアップしたい場合に理想のサプリメントであるとされていますが、筋肉をできるだけ落とさずに脂肪をカットしたい場合にもさらに有効であると考えられています。

なぜBCAAが筋量維持に効果的なのか?

まず筋肉はタンパク質で構成されています。
そしてタンパク質は20種類のアミノ酸で構成されています。
食べ物が体の中に入ると

タンパク質>ペプチド>アミノ酸

の順で分解吸収され再びタンパク質としてカラダに再合成されます。

そのアミノ酸の中で体内で作り出すことができる非必須アミノ酸が11種類体内で作り出すことができない必須アミノ酸が9種類あります。
以下の必須アミノ酸については体内で作れないので外部から摂らなければなりません。

1.バリン
2.ロイシン
3.イソロイシン
4.トリプトファン
5.リシン
6.メチオニン
7.フェニルアラニン
8.トレオニン
9.ヒスチジン

そして筋肉中では、バリン、ロイシン、イソロイシンの3つのアミノ酸が中心となって、修復や形成を行っています。

減量中に運動を行うとわたしたちの体は脂肪や筋肉を分解してエネルギーとして使い始めます。
この状態をカタボリックといって脂肪だけではなく減らしたくない筋肉も減少させてしまうのです。

そこで一秒でも早く筋肉の修復を促すために吸収の早いBCAAを摂取することで筋肉の分解を最小限に抑えることが出来ます。

疲労感と筋肉痛の軽減

これは、BCAAが運動中に過度に増加するセロトニンの生成を抑制するためです。

セロトニンは不足した状態では抑うつ感や不眠などの症状が現れることがありますが反対に過度に増加すると精神的な疲れを感じやすくなります。
ですからワークアウト前からBCAAを補給し、ワークアウト中も体内からBCAAを切らさないように補給し続けることが精神的な疲労を防ぐ方法なのです。

さらに、BCAAに含まれるロイシンには、筋肉の修復と合成を促進する働きが認められていてトレーニングで生じた活性酸素による酸化を防止することができるので軽中度の筋肉痛の軽減に効果があります。

筋肉痛の軽減を目的にBCAAを摂取する場合は、毎日飲むことが理想です。
1日の摂取量は体重×200mg以上は摂取してください。体重が70kgであれば14g以上が目安になります。

副作用および安全上の注意

BCAAは一般的には無害ですが、妊婦および授乳中の方、または手術前の方は摂取が推奨されません。
摂取する場合は慎重に、事前にかかりつけのドクターに相談してからにしましょう。



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